もづく

          ▲北浦産の絹もづく もちろん天然もの
          ▲天然もずく

          モズク。一年中出回るが、本来の旬は春。国内流通しているほとんどが、沖縄県産などの養殖物。北浦は石川県などと並ぶ、数少ない天然モズクの産地。沖縄県産モズクと、そもそも違う植物。分類学上、沖縄県産のモズクはナガマツモ科オキナワモズクやフトモズク。これに対して、北浦の天然モズクはモズク科モズク。本家本元のモズクで、通称「絹モズク」とも呼ばれる繊細な極上品。すがすがしい磯の香りと、シャキシャキの食感で、ヌメリも多く大変美味しい。沖縄の養殖物よりは値段がいいが、家庭消費であれば、500円分もあれば十分。料理方法は、流水で海水をざっと流す。次にお湯を回しかけ、直ぐに水で冷ます。そのままでは長いので、包丁で数回叩いて食べやすい長さに切る。三杯酢など、合わせ酢でいただく。酢が苦手な方、お子さんにはカツオだしで割った土佐酢がマイルドで食べやすい。北浦では、旬の瀬付きアジ、サバ、キンタロウの一夜干しを焼き、ほぐした身を入れる独特の風習。雑炊も美味い。

          ▲焼魚ほぐし身トッピングが地元流

          冷蔵庫で1週間は大丈夫。ビタミンやカルシウムなどのミネラル、食物繊維を多く含み、低カロリー。近年健康志向の方に人気の食品。モズクに含まれる「フコイダン」という成分の抗腫瘍効果が注目されている。

          萩の浜新聞にもモズクを取り上げています!→萩の浜新聞「わかめ・もずく」へ