あんこう(キアンコウほか)

          ▲グロテスクな魚は美味しいの代表格
          ▲市場のアンコウ

          下関が一大産地ですが、萩の漁港にもこの季節になると多く水揚げされます。俗に「あんこうの七つ道具」などと呼ばれ、皮からエラ、内臓、ヒレに至るまで、捨てるところが無いお魚です

          ▲アンコウの七つ道具

          出るところへ出ると、超高級魚扱いですが、産地の萩では、3人前の鍋用パックが1,000円前後とお手頃。料理はもちろん「お鍋」。肝を白味噌と混ぜてスープにする味噌仕立てが本式、あんこう独特の濃厚な味が楽しめます。あっさりとした水炊きを、ポン酢で、という召し上がり方もお勧め。

          ▲アンコウ鍋(本式のどぶ汁)

          いずれの場合もたっぷり野菜を入れると、あんこうから出るエキスが野菜にしみこんで、とっても美味しくなります。一匹丸ごと食べるので栄養価も高く、食べた後はポカポカと身体が暖まってくる感じがします。仕上げはやはり雑炊で。アンコウの唐揚もなかなかの味でお勧めです。

          ▲アンコウの唐揚

          丸のまま並べられているのは見世物で、普通は七つ道具を切り分けたパックの状態で販売されています。身の部分が薄いピンク色で、透明感のあるものがお勧めです。