ブリの手前の大きさ、60センチ~80センチ級をメジと呼びます。ご存知のとおり成長するにつれて呼び名の変わる出世魚。地方名も多彩で、この大きさのブリを、関東では「ワラサ」、関西では「メジロ」、当地では「メジ」。
ブリに比べると脂の乗りは少ないものの、それでも十分に脂は乗っており、お刺身で食べるにはメジ級が美味しいというのが定評。価格もブリになると1本1万円以上と手が出ない高値ですがが、メジであればこの時期1本3000円からと割安。この大きさになると身の締まりも良く、お刺身・照り焼き・塩焼き・煮物と、どんな料理法でも美味しく召し上がれます。
個人的には、照り焼きの皮の部分、カリッとした感触と香ばしさが大好きです。またカマの部分の塩焼きはまさに逸品。ごまタレやポン酢で頂く「ぶりしゃぶ」も寒い季節には人気です。残ったアラは、もちろんアラ炊に。
体表のツヤと張りがポイント。いろんな料理法で楽しめるので、一本買いや片身買いがお奨めです。さばくのが苦手という方は、お魚屋さんで3枚に下してくれます。