わかめ

          ▲萩市内のあちこちにワカメ干しの風景が
          ▲新物の生わかめ

          旬の話題はワカメ。乾燥・塩蔵品が一年中出回るが、新物はこれから。春告げワカメと呼ぶ地方もある。ワカメは寒の時季に芽吹き、春から初夏にかけて成長し、その後枯れ落ちる1年草。この時季、港町に行くと、あちこちで干しわかめがゆらゆら揺れている。

          ▲根元のメカブ(生)

          ミネラルが豊富で、ローカロリーなヘルシー食材。近年、ワカメのぬめりの中に多く含まれるアルギン酸は、体内の余分な塩分やコレステロールを包み込んで、体外へ出す働きがあり、高血圧や動脈硬化、成人用の予防に効果があるといわれる。また、フコイダンは、免疫効果を高める。 流通しているワカメのほとんどが養殖物。生育過程は、天然物と同じなので、いずれにしても新物が味わえるのは、この時季のみ。根元のメカブも人気。

          ▲メカブを湯通し⇒鮮緑色に

          料理は、生ならサラダや和え物、みそ汁など数え切れない。干しワカメ(縄付きわかめ)は、細かく刻んでアツアツごはんに。固く絞ったタオルに巻いて、しんなりさせると、刻みやすい。中華スープの簡単な作り方は、適当な大きさに切った生ワカメ(メカブでもよい)を、ごま油で炒め、中華スープの素で作ったスープに入れるだけ。ごまと小口切りのネギ、コショウを入れて出来上がり。 ※生メカブ(ワカメ)を加熱(湯通し)すると黒褐色から鮮やかな緑色に変化するのは、表面の光合成色素が退色し、葉緑素の緑色が出現するため。科学実験のよう。

          ▲乾燥ワカメは縄付きが本式

          良いものは、深い黒褐色で艶やかなもの。葉がしっかりと厚いもの。それぞれの生産者が、こだわり抜いた漁場があり、同じ岬の磯でも、数メートル違えば、潮通しや日射量が違うため、味や風味が全く違うといわれる。