北浦のウニはアカウニ、ムラサキウニとバフンウニ。バフンウニは直径4~5センチほどで、棘が短く、食する生殖腺が濃いオレンジ色で、味に甘味とコクがあるのが特徴。生食はされず、粒うにとして加工される。
採ったバフンウニはまず、特殊な道具で殻を割って、生殖巣を丁寧に取り出す。
そして、海水で洗いながら殻などの混入物を取り除き、アルコールと共に瓶詰めにされる。
おすすめの料理方法は、あったかごはんにのせるだけ。
良いものは、色が濃厚で、塩、アルコール以外の混ぜ物がないもの。アルコールを使わない塩だけで漬けた「汐うに」も存在する。こちらはすぐ食べ切ってください。アルコールタイプは時間を置くと濃厚な味となる。いずれのタイプも店頭にならばない年もある。大変貴重。