サザエ。北浦では、冬の禁漁期の一時期を除き、ほぼ一年中出回ることから、旬が曖昧。北浦でのサザエの産卵期は、夏。「夏のサザエは口ばかり」という諺は、産卵を終えたばかりのサザエは、殻や蓋は立派であるが、身が痩せている。つまり、口ばかり達者で、中身の無い人物を揶揄する意味。春~初夏が旬(あまりはっきりしないが)。
角の長いもの、短いものがありますが、生息している海域の潮流の速さによって、角の長さが違ってくると言われますが、味は変りません。萩産は、比較的、角が長く、大粒で味が濃いのが特徴です。
食べ方は、刺し身、つぼ焼きが一般的。サザエ飯はウニと一緒に。コクが出て、ウニとサザエの食感の違いが、口中で楽しい。サザエの剥き方は、蓋に剥き器(洋ナイフでも可)を刺し、内側へ半回転で完了。簡単。ケガ防止で、軍手かタオルを使う。サザエに多く含まれるコラーゲンは、そのままでは堅く、加熱すると軟らかくなる性質がある。刺し身は堅いので薄く引く。タウリンも多く含み、薬効に期待。
お刺身にする場合は、大粒のもが調理しやすいと思います。年中美味しいですが、強いて言えば旬は盛夏。
必ず活きているものを選ぶ。サザエの適温は14~15℃前後。冷やしすぎは×。活きている内に速やかに食べる。大粒は刺し身やつぼ焼き。比較的小粒は、まるごと煮付けなどに。