フランス料理に用いられる高級魚「ルージュ」の近縁種、萩の地魚・金太郎を、オイルに漬け込み地中海風に。 素材の持つ風味を最大限に引き出すため、調味料は塩とコリアンダーのみを使用。 独特の甘みと、骨まで柔らかい食感が特徴です。 サラダやパスタなど、さまざまな料理に合わせてどうぞ。
東京都・広尾にある人気イタリアンリストランテのオーナーシェフ・日髙氏にオイル・ルージュを使ったレシピを考案いただきました。ご家庭でぜひつくってみてください!
<材料(2人分)>
- Spaghettini・・・・・・・・・・120g
- オイルルージュ(漬かっている油も使用)・・・1瓶
- ハナッコリー・・・・・・・・8本
- にんにく(みじん切り)・・・・少々
- 鷹の爪(細かく刻む)・・・・・少々
- 塩・・・・・・・・・・・・・・茹で湯に対して1%の量
<作り方>
- 鍋に1~2Lのお湯を沸かし、その湯量の1%の塩を入れスパゲッティーニと食べやすく小さく切ったハナッコリーを茹でる。
- フライパンにオイルルージュの漬かっているキャノーラ油(大さじ3)とにんにく、鷹の爪を入れ、ゆっくり弱火で加熱する。にんにくに火が入ったら、オイルルージュを入れ、木杓子でつぶしながら、こんがりカリカリに焼き、パスタのゆで汁を加え、なじませる。
オイルルージュ2匹分は小さなフライパンにキャノーラ油少々を入れ、両面カリカリに焼き上げる(又はトースターでアルミホイルを敷き、キャノーラ油少々と一緒にトーストする)。 - 茹で上がったスパゲッティーニ、ハナッコリーを2.に加え、ソースと絡め、味を調える。
- カリカリに焼き上げたオイルルージュをのせて完成。
1957年神戸生まれ。86~89年にイタリアに渡り、「エノテカ・ピンキオーリ」「グアルティエーロ・マルケージ」など北から南まで14軒で修業。90年、西麻布「アクアパッツァ」オープンと共に料理長に就任。01年本店を現在の広尾に移す。イタリアの郷土料理をベースに、日本の食材を中心とした独自のイタリア料理を構築。現在は、本店1Fにカジュアルイタリアン「アクアヴィーノ」横須賀美術館内「アクアマーレ」を経営。