「金太郎」はスズキ目ヒメジ科、ヒメジの萩地域での地方名です。学名は「Upeneus japonicus」。ヒメジは地方によって様々な呼び名があります。 |
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年間の水揚げ高は約50~70トン。小魚としてはかなり多く、全国でも有数の産地といえます。萩市では古くから日常の食卓に上る魚として親しまれてきました。 |
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金太郎の漁場は、島根県境から角島沖までと広範囲。見島沖には大きな漁場があり、漁港から近いため、高鮮度の状態で運ばれてきます。漁獲方法は、主に底引き網(小手繰り網)が用いられます。 |
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旬は冬から春にかけて(11~3月)とされていますが、水深100mの比較的深い場所に住んでいるため、年間を通して大きな食味の変化はないようです。6~7月が底引き網の禁漁期間のため、漁獲量が少なくなります。 |
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白身には濃厚な甘みがあり、繊細な風味が味わえます。肌の朱色が映え、見た目も抜群。加工品にも最適と、幅広く用いることができます。 |
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金太郎は、フランス料理で重宝される高級魚「ルージュ」の近縁種です。和風だけではなく、フランス・イタリア料理にもよく合います。 |